血流の大切さ
私たちは、重力の影響を受けています。そのため、血液も重力に引っ張られているので、体を動かさなければ滞りやすく、血液を押し流す筋力も低下します。血流が悪くなれば、末梢にある毛細血管にまで血液が行き渡りにくくなります。
その結果として起こるのが、毛細血管の減少による「心気虚」です。毛細血管は、体のすべての細胞に酸素や栄養素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するために役立ちます。そのため、「心気虚」になると細胞の栄養不足、老廃物の停滞により、生理痛、生理不順、手の血管が浮き出る、高血圧、しわ、くすみなどを招きます。
また、体を巡る血自体が不足しているときにも血行不良は起こり、これを「心血虚」と呼びます。酸素や栄養を運ぶ機能自体が低下するので、動悸・息切れ、胸の痛み、味覚異常、微熱、不安感も起こりやすくなります。
下まぶたの裏や舌の色が白くなる「心血虚のサイン」が出ているときには、まず栄養を補給しましょう。サインが消えてから、運動をとり入れてください。
血行不良と女性ホルモン
生理が起こるのは、まず脳が卵巣に指令を出し、それを受けて卵巣から女性ホルモンが分泌される仕組みになっています。
指令を届けるホルモンは、神経伝達物質と違い、血液に乗って脳から卵巣まで長距離を移動します。そのため、血流が悪ければ、当然、卵巣には指令が届きづらくなります。特に、首、胸、骨盤の周りに滞りが起こりやすくなっています。脳にも卵巣にも問題がないのに、生理に関する不調を招くなんて嫌ですよね。
また、生理直前には、プロスタグランジンという物質が増えます。プロスタグランジンはギューッと子宮を収縮して経血を排泄させますが、プロスタグランジンが原因で生理痛が悪化していることがあります。
血流が悪いと、プロスタグランジンが骨盤の中に停滞して、痛みを強く感じさせます。この場合、経血にレバーのような塊が混じったり、経血の色が黒っぽくなったりする特徴があります。そのため血行不良は、女性のトラブルを起こりやすくしてしまうのです。
食生活での注意
質の悪い油のとりすぎはNG
▼有害物質
トランス脂肪酸・オメガ6脂肪酸
油には、女性ホルモンに良いもの・悪いものがあります。
生理痛の原因となるプロスタグランジンという物質は、私たちが摂取する油からつくられます。揚げ物や肉などに多く含まれる「オメガ6脂肪酸」からできるプロスタグランジンが過剰になると、痛みを強く感じます。
逆に、痛みを抑えるように働くのが青魚や亜麻仁油などの「オメガ3脂肪酸」からつくられるプロスタグランジンです。
このオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸については、摂取するバランスがとても大事です。理想的な比率は、オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸が1:1〜1:4程度。ところが現代人では、1:20くらいになるほどオメガ6脂肪酸の摂取量が増えているので要注意です。
そして、有害な油の代表・トランス脂肪酸は、細胞膜にダメージを与えたり、体に蓄積したりします。そのため、心筋梗塞や脳卒中など、循環器系の病気のリスクを高めるともいわれてます。
血行不良を感じるときは、スパイスと、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸を!
血行不良体質を改善する食材
●アジ
●大葉
●卵
●サバ
●オイルサーディン
●パプリカ
●チアシード
●ココア
●レバー
●パセリ
●ローズ
●ミント
●カボチャ
●ココナッツオイル
●サフラン
●塩鮭
●アボカド
●ニンジン
●シナモン
●ブラックペッパー
●カキ
●カレーパウダー